2004年2月25日ii


記念すべき100回目のニッキ。
URL見てくれたらわかる通り。
嘘。
本当は101回目。
誕生日のを除くため。
つまりは、けんじくんと別れてから100回目のニッキなわけで。
記念に爆弾発言をしよう。
羞恥心なんぞ捨てちまって。

わたしは、どうやら卒業式に出られないらしい。

今日、先生方の卒業認定の会議だったようで、
どうやらわたしの取得単位が足りていないらしい。
計算していたつもりだっただけに、青天のヘキレキ。
普通に泣いた。
とは言え、うちのへなちょこ短大は決して血も涙もないわけでなく。
むしろ慈悲に満ちたテキトウ学校なわけで。
保留になっていた講義のレポートを出せば、3月中に卒業はできるらしい。
明日先生に土下座してでもレポートで成績をつけてもらう、これに限る。
それにしてもショッキングな出来事だった。
久しぶりにだぁだぁ泣いた。
こんなことになった自分が恥ずかしくて情けなくてバカみたいで。
それから、楽しみにしていた卒業式の袴や美容院のことを考えて。
その後で両親に申し訳ない気持ちでいっぱいになった。
ママはいつも通り、ウザいくらいの優しさで励ましてくれたし、
ゆきも優美も心底心配してくれた。
電話で話してたら、やっぱり泣けて。
夕方だったので、急いで化粧をした。
泣いてなんかいられない。
目は赤いけど、営業スマイルで乗り切るべし。
けんじから電話が来ないことが不安。
電話して、すがりたい気持ちは爆発しそうだったけど、
我慢して寒い線路沿いを歩く。

あと100Eで駅、ってとこで、けんじくんから電話。
『どうした?』
けんじくんは声でわたしの調子がわかる。
『なんかあったか?』
どうしよう。
『わたしね、4月からもナガノにいるかもしれなーい』
バカらしいくらいの明るさで。
『は? なんでだよ?』
・・・なんでと言われましても。
『・・・卒業できないかもしれないんだってさ』
ここからは瀕死なテンションで。
『え、誰が?』
『あたい』
と言った途端、大爆笑。
『あ、笑うとこじゃなかった?』
『ばかぁ』
と言いながら、やっぱりけんじくんの声を聞いてたら泣けてきた。
『なにお前、泣いてんの?』
『だって・・・』
『お前いまどこ?』
『駅の近く』
『今から行くから』
びっくりした。
仕事なんて休めるわけないじゃん。
と思ったら、『卒業できない』と泣いたわたしに同情してか、休みをくれた。
本当にあの店とみんなには迷惑かけっぱなしだ。
部屋に戻ったら、チカラが抜けて玄関で座り込んでしまった。
しばらく、と言っても20分くらいそのままだったらしいけど、
けんじくんが来た。
インターホンも鳴らさずに開くドア。
『お前なにしてんの?』
答えられずにいるわたしをそのままに、ずかずかと部屋へ。
『俺フロ入ってないからフロ入るぞ』
で、そのまま洋服を脱ぎだして。
『・・・そのままずっとそこに座ってるつもり? 明日になっても?』
『つか、卒業できないのなんて自業自得だろ?』
『ばっかじゃねぇの?』
けちょんけちょん。
『そこまで言わなくてもいいじゃん』
半泣きで答える。
『バカだな、俺そんな優しい男じゃねぇだろ』
『知ってる(笑)』
それがけんじくんの励まし方だ。
褒められると伸びる子なはずのわたしは、何故かけんじくんの厳しさにはいつも支えられる。
『フロ、お前も入る?』
『うん』
と言ってもシャワーですが。
『卒業できないとか言って、だっせぇの』
と散々言われ。
『わたしが4月からもナガノにいたら、嬉しい? 嬉しいでしょ??』
と言えるくらい元気が出てきた。
『まぁしょうがねぇよ、お前はバカなんだから』
とまで言われると、しょうがないような気がしてくる。

結局テレビを観ながらけんじくんは寝てしまった。
何しに来たんだ、この人は。と思いつつも、放したくない。
10時半、目覚めた彼が帰って行く。
『励ましに来たんでしょー? 最後にぎゅ、とかナイわけ?』
『自惚れんな、ばか』
『Hug! Hug!』
なんてバカみたいに言うわたしをシカトして、とっとと歩いて行ってしまう。
急いで追い付く。
『まぁそんなに落ち込むなよ』
で、頭をぽんぽん、と。
安心する。

けんじくんが去って行って、電話で話して、
しばらくするとめぐみからメール。
そこで初めて、卒業式に出られないひとが7人いることを知った。
仲間がいると安心する、は良くない癖。
その後で先生から電話。
『もしかしたらわたし、あなたの成績つけ忘れたかも知れないわ』
そんな、先生。
明日確認してくれるらしい。
願う。



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