2004年5月29日


太田主任が今日で無事寿退社された。
勤続９年だけあって、
うちの店舗の倉庫は花束やプレゼントの隠し置き場と化し、
夕方には本社でセレモニー。
女性社員たちはデジカメ片手に主任の後を走り回り、
そりゃぁもう今日は朝から空気が違った。
太田主任とはロクに話したこともなかったけど、わたしはうちの会社でイチバン綺麗なのは彼女だと思ってた。
あんな大人になりたいと思わせるひと。
どうかお幸せに。

主任のおかげでみんなのテンションが高くて、わたしの変化はそれに紛れた。
なんていうか、ナーバスになってた。
研修のレポートを彼に出しに行かなくちゃいけないのに、
どうしても声をかけられないわたし。
ふっと目が合っても、つい逸らしてしまうわたし。
そんなあからさまなやり方を無意識にしてる自分が、なんだか嫌だ。
今日の態度は・・・中学生みたいだ。
かわいいと思う半面で、めんどくさい。
愛されることが当たり前になりすぎて、愛されないことがもどかしい。
いや、ちょっと待て。
彼を意識していることは否定できないことだとしても、
わたしは彼を好きなんだろうか。
わからない。

けんじくんは今日を『アメの日』とした。
アメとムチ、の、アメ。
昨日わたしがどきどきひやひやさせるような話をしたからか、
優しいのだ。
かわいいやつ。
朝の７時半から電話。
お昼に電話。
帰り道に電話。
明日のモーニングコールの約束。
明後日会えるかも知れない。