2004年6月15日


母が大袈裟にも風邪薬を枕元で開けるので、無下に断るのも気が引けて
…というより、否定する気力もなくて、水と一緒に流し込んだ。
そのまま寝る体勢に戻ると、しばらくして腸がきゅるりと鳴く。
そんなことで生きてることを実感するなんて、よっぽどだ。
最近のわたしは本当に気力がない。精神が摩耗してる気がする。
精神的に疲れると、何故だか肉体を酷使したくなる。
わたしってばマゾだ。
と、昨日高橋先輩に言ったら『お前はマゾぽいよ』と理解されてしまった。
一見サドぽいひとだと思ってたんだけど。

母が甲斐甲斐しく氷枕まで持ってきてくれ、わたしはなすがまま眠った。
家族の有り難さ、とは違うけど、ひとりじゃなくて良かったと思う。
ひとりだったら今のわたしは何も出来ない。
食欲もロクになくて、何においてもやる気がない。
無気力。
ただ、まわりにひとがいてくれるから、家族に心配かけたくなくて食事を摂る。
会社に迷惑かけたくないから会社に行く。
お客さんや上司に気を遣って、笑顔を作る。
その繰り返し。
気を遣うことが出来るなら、まだわたしは平気なのかもしれない。
気を遣うことで、日常を保ってる。

早く好きなひとを見つけたい焦りと、
恋愛なしでも生きられる糧を見つけたい欲求と、
けんじからの連絡が途絶えてる不安で、
心が大きな幅をもって振れてる。
まわりを見ると(卑屈なわたしの目には)恋愛がうまくいってるひとか、夢や目標に向かって仕事に打ち込んでるひとばかりで、
余計に滅入ってしまう。
眠りが浅くなった頃、メールが届いて開けてみると団長からだった。
飲みに行きたくなるたびに誘いたかったけど、何となく気が引けて誘えなかった相手。
電話すると彼は酔ってた。
ひさしぶりに話した。
楽しかった。
次の月曜、飲みに行くことになった。
それから、蛍を観に。
本当はけんじに会うはずだった日に予定が入った。
会えない現実がつらすぎる。
明日も電話に出てもらえなかったら、どうしよう。




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