2004年7月12日


時の流れどおりに、振り返る。
なんていうかもう、読んでくれるひとの気持ちなんて考えない文章になってるだろうけど、
気にしないでくれ。

まず10日土曜日は、団長とのデェト。
彼の仕事が終わって、迎えに来てくれた。
土砂降りの日だった。
近所の道路が水で通行止めになってた。
雨の中、ユニクロに寄って、スーパーに寄って、ぷらぷらして、
オーシャンテラスでゴハン。
夏の予定を考えて、
彼がお盆休みに仕事の研修で東京に2・3日行くことになりそうで、
せっかくだから、ついて行くことにした。
その後またぷらぷらして、市営スキー場に上って夜景を観た。
そんなかわいいデェトだった。
手を繋ぐこともなく、チュウすることもなく。

日付変わりかけ帰宅。
啓介が来て、ちょろっと今日の報告をした。
啓介の春もはよ来い。

11日日曜日は仕事。
しんど過ぎた。
なぁにが目標だ、ふざけんな、こんにゃろめ

仕事の後は島田くんと飲み。
二人して、今日のこの日のために一週間頑張りました!!風味で、はっちゃけた。
楽し過ぎ。
『ぶっちゃけどーなの?』
と、団長との調子を聞かれたのを機に、過去の恋の話やら恋愛観やらで大いに盛り上がった。
島田くんがやっぱりいい奴だから困ってしまう。
会場はいつものlifeだったんだけど、lifeは圏外で、団長からのメールが届いてるんじゃないかってヒヤヒヤした。

lifeが終わって店を出て、メールチェックしてみたら。
団長からの、メールが2通。
『あずみごめん。前の彼女のことが忘れられない』
『電話したいけど電源入ってない?』
転だ。転。承どころか起だってまだ終わってないのに、突然の転。

島田くんに
『この後どうする??』
と聞けば、
『よし、宅飲みだっ』
『行くぞーっ!!』
ってなわけで、閉店しかけたスーパーでお酒を調達して、
島田くんちで飲んだ。

団長には電話したけど出なくて、とりあえずメールだけしておいた。

島田くんには愚痴りすぎた。
ごめん。
いい奴過ぎて、わたし甘えちゃいそうだよ。
島田くんのアルバムを、保育園・中学・高校・短大と、4冊観た。
ぉう、小学校が抜けているじゃないか。
今度見せてもらお(ぇ)
語りに語り合って、
気付けば朝方だった。
いよいよ睡魔に襲われたら、タオルケットなんてかけてくれちゃうから、
『7時までいていい?』
で、二人して爆睡して、気付けば11時。
申し訳なくなって帰った。

愛車には団長が貸してくれたCDがセットしてあって、
嫌になって消して走った。
ショックだったとか悲しかったとか、そういうんじゃない・・・と思う。
悔しいんだと思う。
(団長の話を聞く限り)前の彼女とは終わりかけてる様子だったし、
わたしとはこれから、ってとこでボルテージも上がって行ってるはずだったのに、
なのに負けたんだ。
負けたんだ、わたし。

家に着いて、だらだら。
世間のお昼休みの時間で、団長がメールくれると思ったのに来ない。
すると、けんじからメール。
『元気か?』
誕生日以来、連絡を断っていた。
『元気じゃない。けんけんは?』
『ぼちぼち』
思わず電話した。
けんじには結局全て話してしまう。
『え、ちょっと話がわかんねぇんだけど』
『だぁから、向こうから言い寄られてたのに向こうからフラレタっつーこと』
『ぷ。だっせぇの』
『うるせぇ』
なぁんていつもの調子で。
『ねぇけんけん、愛してるよ』
これは心からの本音。
きっとわたしは、けんじのことずっとずっと大好きだよ。

午後からコンタクトやさんへ。
どうも違和感を感じると思っていたら、
瞳孔とレンズのサイズが合っていなかったらしい。
作り直してもらうことに。
ぱーっとお金を使いたくて(ストレス)、でも財布を開けて愕然としたので、
とりあえずなけなしの金でジーンズを買いに行った。
ジーンズショップの店員は、前から思ってたけどボウズだった頃のけんじに似てる。
顔といい、体型といい。

家に帰って晩御飯を作っていたら、たっきーから電話が来た。
なつかしのゴンドウ話に盛り上がった。
なつかしい。帰りたい。

団長にメールしておくことにした。
いつも通りの、日記の様な報告メール。
の、最後に、
『前の彼女が忘れられないなら、戻ればいいんじゃないの?
まだ間に合うでしょ。
後悔なんてして欲しくないからさ』
嘘はついてないし本心だけど、なんだかキレイゴトのように見えて反吐が出る。
何時間か経って、電話。
わたし、頑張ったよ。
頑張った。
正直、“悲しい”とか“淋しい”に結びつくような思い出もないし、
好きは好きだけど所詮“好き”どまりっていうか。
『わたしのこと犠牲にしてまで選んだことなんだから、すぐ別れたりしたらホント怒るからね』
密かに、こんな風にこのひとの幸せを心から祈れる自分にウットリしてしまった。

振られた原因ってのは、
彼女の中で団長の存在ってのがものすごく大きすぎて、
別れを切り出した途端、ちょくちょく団長に会いに押しかけては泣いて、
別れるなんてありえない、って泣きついて、
結局彼女の熱意に、負けてしまったんだと。
ここまで自分を必要としてくれてるんだってことを再認識したんだと。
『こんなこと言うべきじゃないんだろうけど、
今はあずみの方が好きなんだよ。
でも』
ホンット言うべきじゃないしね。
ばーか、ばーか、ばーか。

電話を切って、やるせなくなって、
島田くんに愚痴聞いてもらおうと思ってメールしたけどやっぱり寝てた。

結局、の結局。
とどのつまりわたしは、世間で言うところの“失恋”なんかよりよっぽど軽い、“お別れ”をした。
団長にも言ったけど、
このタイミングでよかったんだと思う。
際立った思い出も作らずに、
全ての思い出がわたしのテリトリー内で、
きっとわたしはこれから、あの居酒屋にもあのスーパーにもあのパスタやさんにも行くだろう。
それでもめげない。きっとそう。
手も繋がずに、チュウもせずに、同じベッドにも入らずに、
あんなに憧れたプラトニックな恋愛は、わたしには不向きだったのか、
あっという間に消えてしまった。







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