2004年7月18日


雨が降った。
山は崩れ、河は増水し、堤防は壊れ、河は決壊し、
水は家屋を飲み込んで、辺り一面を海にした。
道路は次々に閉鎖されて、通行可能な道路でも気が付くと車が水の中を走る。
大きなバイパスだけが唯一信用して通れる道路となり、
通行が集中し、ひどいときは通常30分の帰路が3時間に。
たくさんの人が水によって家を追われ、逃げ込んだ先でさえ水に襲われることも。
家族は離れ離れを余儀なくされ、不安な長い夜が続いた。
水が引けば、地獄絵が広がった。
流されてきた泥、ゴミ。
青空駐車の車たちは侵食されて鉄の塊と化す。
家財を乾かすために外に出せば、
道路は片側通行に。
警察・消防・役所の職員・自衛隊・それからボランティアの方々が、今も頑張ってくれている。
みんながみんなで、頑張っている。
元の生活を取り戻すために。

やりどころのない悲しみや怒り。
相手が人間の力の及ばないものなだけに、どうすることも出来ない。

わたしの家は、決壊した河のほんの近くにあります。
決壊した場所からほんの2キロ程度しか離れておらず、
決壊が向こう岸でなくこちら岸で起こっていたら、
カーブの都合上、わたしの家はどの家よりも早く流されていました。
明と暗。
まさにそれです。
一歩間違えば、今こうして平和にあの日を振り返ることなんてまだできなかったでしょう。
誰かが被害に遭って、誰かが助かる。
そんな法則がもどかしい。
切ないよ。

不可抗力な不幸が次々に起こった。

母方の祖母の弟が亡くなった。
遠縁だけど、一年に何度かは顔を合わせていたひと。
それだけに悲しかった。

今日も飲む約束をしていた島田くんちは床下浸水の被害に遭って、
それに加えてうちの親戚の不幸。
ゆえに今週はお互い遠慮した。
来週は2週間分飲もう。

ともにょんとも会う予定だったのにドタキャンしてしまって、
申し訳なくて今日のお昼に呼び出した。
わたしは会社の昼休みで、会社の制服で、1時間しか時間がなかった。
ごめんね、ともにょん。
でも会えて嬉しかった。
また会おうねーっ。



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