2004年8月1日


今週の、島田くんとの飲み会は日曜日。
うちの会社は、お客様には(一応)“年中無休”を謳い、
ハローワーク等への求人票には(一応)“隔週約週休二日”を謳う。
つまりは折り合いをつけるために、社員をＡ班・Ｂ班に分けて、
土日は半分の社員で仕事をする。
わたしも島田くんもＢ班で、ほとんど休みが一緒なのだ。
らっきー。

７月の終わりの日は日曜日。
お世話になった阿部さんや荒瀬さんに感謝して見送って、
休日の仕事の報告をして、
滝沢さんとさっさと会社を出た。
島田くんの仕事場を覘いたけど彼の姿は認められなくて、そのまま駐車場へ。
するとわたしの車の隣に島田くんの車がいた。
『もしやまだまだまだまだ仕事中？？』
とだけメールして、ヴィッツ発進。
月末は予想外の残業が多々。
うちの部署は残業もつかない故、逃げたモン勝ちだけど。
それに島田くんは荒瀬さんの見送りで時間を取られるだろう、とも思いつつ。
とりあえず着替えて、買い物をして時間を潰した。
実家に帰ろうかとも思ったけど、
家に帰ってシャワーなんて浴びたら時間かかってしょうがない、と思い。
結局ガソリンを入れて、ストッキングを買って、カフェオレを買って、
カフェオレを飲みながら、さやかにデコメールを送ってたら、島田くんから電話。
『ぃやー、申し訳なかったねー』
と彼が例の如く腰も低く言うので、
『ぃやぃや、こっちこそ疲れてるのに悪いねぇ』
なんて、いつもの謙遜し合い。
『life、この時間だと混んでるだろうし。じゃぁ10時に俺んちだな』
なーんて。
毎回毎回島田邸に入り浸って申し訳なくて、今日は外でパァーッと飲んで帰ろうと思ってたのに。
あらら。

10時に島田邸前に着いて、島田くんに電話。
二人でスーパーにお酒を調達に。
珍しく彼が香水なんて付けてるからびっくりした。
おぅおぅ、色気づいてるじゃねぇか。
彼はサムライを付けてる。
それを先週見つけて、
(彼は仕事中香水なんて付けない・・・っつーより付けても意味がないのだ)
『わたしサムライの女版だよ』
なんて言ってわたしが喜んでたのを憶えていてくれたんだろうか。
『ＺＩＭＡが飲みたい』
で、わたしも飲みたくなって、コンビニをハシゴ。
の後、島田くんちで乾杯。

楽しかった。
なんて言うか、今までになく島田くんが酔っ払ってた。
なんかいい感じで、なんかあたいに好意持ってそうってのがひしひしって感じで、
もう一押しすれば、もうちょっとこっちに誘導すれば、なんか起こりそうな予感ひしひしって感じで、
そんなチャンスはいくらでもあったのに、話を逸らしてばっかりだった。
そのときはあぁいう、当たり障りのなさが心地よかったのだ。
夜中に島田くんにスーツ姿を強要して着替えさせて写メ撮って、
ついでにわたしも彼のスーツ着たぐらいにして。
楽しかった。
『夏っぽいこともしてないのにもう８月じゃん！！』
の一言で、来週海に行くことに。
『お姫様抱っこで海に落としてやる』
『ぃや、あたい重いし。無理無理』
『じゃー試してみる？？』
で、何年かぶりにお姫様抱っこなんてされた(照)
会社入って痩せて良かった、なんてしみじみ(十二分に重いですが)。
調子に乗っておんぶも肩車もしてもらった。
逆にわたしも、彼をお姫様抱っこやらおんぶやらしようと試みたけど、結局おんぶしか出来なかった。
・・・って、ぉぃ、密着率高くねぇ？？

例の如く明け方まで飲んで、
その後爆睡・・・。
多分わたし、いびきも歯軋りもバンバンしてる。ぃゃ、してた。多分。
島田くんは本当に静かに、死んだように眠るひとなので恐縮だ。
日が昇って、ふたりとも代わる代わる目を覚ましたりして、
お昼になって『ハラ空かねぇ？』と聞かれたので、
『お酒残ってるししょっぱいものが食べたい』
で思いついたのが
『しょうゆラーメン』
島田くんオススメの、“炭焼きチャーシュー”麺を食べに行った。
(ホントに“炭”味でびっくりした)
島田くんちに帰ってきて、例の如くこのまま帰ろうと思ったのに、
『日焼けするから早く入りなよ』
と招き入れてくれちゃうので、お言葉に甘えた・・・ら、
ふたりして個々に、自分の世界を保って、お昼寝してた。
３時ごろウチの母親からメールが来て、
ウチの両親が愛犬を連れて海水浴に行ってる事が発覚。
『来週楽しみだねー』
って来週の話をして、５時になっていい加減帰った。
彼はその日彼の部署の飲み会で、
もしもそれがなかったら、どんどん居座っていたような気がして怖い。
『ちょっとは拒否することを憶えなよー』
って例の如く彼に言って、
『そんなんだと、あたいここに棲み着いちゃうよ？』
って冗談ぽく言うと、
『あぁ、棲み着いてくれ』
なーんて言ってくれるので困る。

爆発しそうなくらい、彼といると楽しくて。
来週辺り、ノリと勢いさえあればわたしはいくらでも告白できてしまうだろう。
仲間としてでもいいから関わっていたい気持ちとの、葛藤。