2004年8月31日


やっちまった。
28・29日と、大ホールを借りての大イベント。
わたしは営業として配置されて、
本当にいたたまれない気持ちで、
ひどい顔で会場の隅に突っ立っていた。
それを布石として、イベント後の火曜日、部長に言うつもりだったのだ。
営業から外して欲しい、と。
外せないのなら会社を辞める、と。
最近は辞表を常に携帯していて、
もう覚悟は出来ていた。
なのに、なのに。

イベント中の失敗。
１)その辞表を会場に落として、支店の人に拾われた。
２)建て前でフォロー・呼び込みしておいたお客様が、わたしから買うことを決めてしまった。

大問題は２)で、うちが車のディーラーである以上、売って終わりというわけにはいかない。
とりあえず納車まで、とりあえず１ヶ月点検まで、
そうしている間にも、こうやって運良くまた売っちゃったりして、
そうやって辞められなくなっていく自分が見えて。
『一思いにわたしを殺してくれ』
と、会場でいくちゃんや池田さんたちに迫った。

ふがいない自分が嫌で、だからって真剣に営業する気にはなれなくて、
お客様に申し訳なくてしょうがなかった。
こんなにやる気のない営業につかまったお客様が不憫で、
初めてのお客様があんなにいいひとでそれすら悲しくて、
発狂しそうで、島田くんのお昼休みに電話した(泣きながら)
こんな話しても何も返ってこないだろうな、って、何の期待もなかったけど、
聞いてくれるだけで助かった。

あとひと月は、頑張ってみようと思う。
お客様には迷惑をかけたくない。
辛抱。