2004年11月7日


８割方自業自得で、わたしは鬱に陥った。
引き金は地震と、事故と、母の更年期障害(と思われる症状)。
地震で罪もない人たちが被害を受けているのに、
わたしばかりが平和で、日常で。
島田くんが言った、
『あずみの家は運が良かったんだ。
俺んちが運悪かっただけだよ』
なんてセリフじゃ済まされない。
島田くんちみたいな仲良し家族じゃなくて、
崩壊寸前のわたしの家族がやられてしまえばよかったのに。
いっそ全てなくなってしまえばよかったのに。
一昨日事故に遭った。
運転していたら横からセダンに突っ込まれたのだ。
幸いお互い怪我もなかったんだけど、最低。
事故るならいっそ、即死がいい。
なんて思っていたわたしだから、今回の事故はメンドクサイ。
ついでに、あれ以来自分の運転が怖くなった。
(でもクルマ屋なんで運転せずにはいられないんですけどね)
母の更年期障害は、ややこしすぎて書く気がしない。
母が更年期障害になった引き金は、どう考えてもわたしの存在で、
だから余計に、母が言った、
『あんた、考え方おかしいんじゃないの？』
も、誠にその通りだと思うし。
いっそ母の前から消えてやりたくなる。
今の親子関係をめちゃくちゃにしているのは間違いなくわたしだし、
めちゃくちゃにした張本人はこれをどう修復していいのかわからないのだ。

そういう３要素が絡まって、全然別個の３要素なのに、
結局行き着く先は、自分が消えてなくなることで、
やっぱりわたしは死にたかったんだ、って改めて思った。
っていうよりも、実際に行動に移そうとした。
っていうよりも、一歩踏み出してた。

早くブレスレットを返してもらわなくちゃ。

島田くんに話したら、
『一緒にいたのに、気付いてあげられなくてごめん』
と、逆に謝られてしまった。
こんなときに偶然けんじが連絡をくれて、
『オマエふざけんなよ』
と、やっぱり厳しく優しく叱ってくれた。

そうだ。
わたしはけんじに叱られたかったんだ。
それに気付いて、ほんの少し楽になれた。