2005年6月28日


自己嫌悪だ。
こんな自分に自己嫌悪だ。
流され過ぎっていうか、軽いんだ。
あんなにけんじのことが好きだったのに、
ううん、今でもけんじの声が聞きたくて思わず電話してしまうこともあるし、
会いたい。
考えれば考えるほど切なくて苦しくて、
今でも好き。
な筈なのに、
どうしてこうも、他の男のひとを男として見られるんだろうね。

あぁ。本当はこんなこと書きたくないんだけれど、
だけど書きたい欲求が止まらなくて、
でもそんな矛盾なんかよりも、
わたしはここで、嘘をつきたくないから。

一昨日、仕事で用があって、長谷川さんに電話をしたら、
『明日なにしてんの? 海が見たいんだけど、行かない?』
なんて、おいおい。
26歳の男のひとに誘われてしまったのでした。
それも、悪いが彼は相当いい男だ。
うちの新入社員の女の子がヒトメボレするくらいの。
無下に断ることもできず(半ば冗談だと信じつつ)、翌日になってみたら、
土砂降り。
昼間は島田氏とDVD鑑賞会をし、
夕方、本当に長谷川さんから電話が来てびびった。
まぁ雨の中ですが、海に向かいました。
わたしと彼の家は、意外と近い。
会社の話(共通の話題がそれだけなので)をしながらシーサイドをドライヴをして、
古町まで行ってしまったのでブラブラして、
そのままNEXTでゴハンを食べた。
軽くお酒も飲んだくらいにして、
いっぱい笑った。
そのときには、彼がわたしに好意を持っていることが分かっていたけれど、
気付かないフリをすることで精一杯だった。

彼は誘い下手なひとで、誘ってくれたのも本当に勇気を振り絞ってのことだったようで、
終始緊張してた。
だけど話が島田くんのことになって
(長谷川さんは、わたしに彼氏がいないと思っていた)
『付き合ってるひといたの? それなら誘わなかったのにー』
と言われて、あぁ失敗した、そう思った。
もう二度と、こんなことないんだ、って気付いてしまった。

その日はひどく雨が降っていて、
長谷川さんは雨男でわたしは雨女で。
わたしは傘を持っていたけど、使わずに雨の中をふたりで走った。
長谷川さんは歩くのが早くて、
歩調を合わせても追いつけなくて、
『足長いですね』
って言ったら笑ってた。
青いRoddyが欲しいらしくて、
来月買うから、ってわたしには小さな赤いRoddyのPEZをくれた。
嫌いな食べ物はないけど山芋が苦手。
4月20日生まれ。A型。
B型が嫌い。
ビール党だけど、店員に勧められればそれを頼んでしまう。
9月に会社を辞めるってのは単なる噂。
同じ部署のあのひとと付き合ってたのは一昨年まで。
兄がひとり、妹がひとり。
妹はわたしより一つ年上で、現在無職。
わたしのいるショールームの斜向かいで彼は働いていて、
いつ誘おうか、ずっと見ていてくれたらしい。
突然海が見たくなる症候群。

無意識の意識で今日は一日落ち着かなかった。
彼の姿が見えるたびに目で追って。
雨の中、駐車場で彼とすれ違うと、
『あ、これ、昨日の』
千円札を渡されて。
駐車料金をわたしが払ったのだ。
『いいってば』
『でも俺の車だし』
『じゃぁガソリン代だと思って』
『いいのいいの』
千円が帰ってきて、
もう終わっちゃった。そう思った。

Roddyは車の中に飾ってある。



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