2005年10月7日


けんじくんと別れた。
別れた、という表現はきっと間違いだろうけど、
とにかくお別れだ。

10月2日はきつかった。
前日のけんじの、
『彼女とは別れた』
なんて嘘に、
2日、何も憶えていなかった彼に、
『昨日、“まいこが好きだ”とか言ってたよ』
なんて嘘ついたら笑われて、
こう追い詰められたときに笑う彼は全てを認めた彼で、
(嘘つきのくせに言い訳が苦手なのだ)
まぁ、わたしが知る由もない“まいこ”なんて名前が出てきたから信じるしかなかったんでしょうが、
とにかくわたしはその瞬間に、全てを悟った。
けんじがわたしのことなんて本気で考えてくれてるわけがなかったってこと。
どうやったってまいこちゃんとけんじは別れないってこと。
けんじを待っていても、何も変わらないってこと。
それで、結局、もう連絡しないことにした。
そう宣言もした。
で、来年結婚しろ、と再び迫った。
いい加減そろそろ結婚するんじゃないかって思う。
『あんたは幸せにならなくてもいいけど、
まいこちゃんには幸せになってもらいたいよ。
だって、三股も四股もしちゃうあんたのこと信じて、ずっと傍にいたんだもんね』
最後は泣いた。
ここでけんじを失って、一体何になるのか分からなくなった。
けんじなしで、わたしは生きていけるのか否かも分からなかった。

だけどちょっとは進歩した。
翌日、携帯のメールアドレスを変えた。
けんじには言えていない。
ぃや、言わない。

だけど泣いて泣いて泣いて、もう弱っていた。
そんな夜、ミカが電話をくれた。
わたしに喝を入れに、だ。
『あずみは前の彼氏が自分を支えてくれてたって思ってるかもしれないけど、
実際にあずみを支えてきたのは島田なんだからね。
島田のこと大事にしてあげなきゃかわいそうだよ』
それまで、島田くんのことを考えていないわけじゃなかった。
だけどそこで、我に返った。
そうだ。
わたしには島田くんがいるんだ。

島田くんと幸せになりたい。

けんじはもういないけど、
そう思う。


だけどちょっとスッキリしたのも事実。



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