2006年2月28日


『はいはい?』
と、電話を出る懐かしい声のトーンや、
ナガノ弁や、
笑い方や、
ひとつひとつが嬉しくて、
こんなことになると、
思いは通じるんだ、
なんて思いかねないのだけれど、
だからといって、
彼氏くんへの気持ちがぐらつく、なんてことはなくて、
やっぱりわたしにとって、
けんじは特別なんだって思い知らされた。

電話は1ヶ月ぶりくらい。
久しぶりにゆっくり話した。
お互いの仕事のこと。
やっと、わたしが前の会社を辞めて記者になったことも話せた。
昨日、けんじはわたしの夢を見たんだそうな。
後輩の結婚式の日、わたしから電話が来て、
『ナガノに帰ってきたから会おう』
と言われ、結婚式の後スーツでわたしを迎えに行って、
・・・なんていう、わたしとけんじには到底似合わないドラマチックな夢。
で、無性に声が聞きたくなって、今日のお昼にメール。
(しかもけんじはわたしの新しいアド知らなかったのでショートメールで)
で、夕方わたしが電話した。

『会いたい。どうしようもないくらい会いたい』
とか、
『俺はずっとお前の味方だよ。
できれば、お前にもそう思っていてほしい』
なんて、
珍しくけんじが求めるから、
やっぱりやっぱり切なくなってしまう。
『会いたいよ。わたしだって』
あぁ、口に出したら負け。
もう決めたはずなのに。

出逢った頃のわたしはまだ19で、
けんじは25だった。
わたしのハタチの誕生日は一緒にお祝いして、
わたしがナガノを去ってから2年。
わたしは“もう”2年だって感じたけど、
けんじは“まだ”2年だって思ってたみたい。
2年っていう時間は確実に流れたのに、
どうして気持ちは廃れないんだろうね。



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