2003年12月23日


ただいま、ナガノ。
ただいま、マイルーム。
部屋は一昨日のまま。
あわただしく片づけもせずに出て行った、一昨日のまま。
二人で飲んだ、ビールの空き缶。焼酎の瓶。
食べかけのスナック。
彼が潰した、空の煙草。

今日朝起きて、電車の時間を決めて、
すると、けんじくんが電話かけて来る。
『今日休んじゃったぁ』
『自業自得です。だいじょぶ？』
二日酔いの彼。
いずれにせよ、今日は墨を入れに行く日だったので午後休みを取るつもりだったようで。
お昼にまた電話。
『これから行ってくる』
とのこと。
わたしも午後、ナガノに戻る。
帰りの電車の中、さやかとメール。
『実は先週の金曜、別れちゃったんだ』
さやかと彼は福井と東京で遠距離中だった。
『やっぱりさぁ、遠恋って“すれ違い”が命取りじゃん』
『あいつも、お互い一回自由になって、それでもお互い気持ちがあったら、やり直そう、って』
もう火曜だし、ピークを過ぎて落ち着いている彼女。
やめてた煙草をまた始めちゃって、髪の色も変えちゃって、ピアス開けようか迷ってる、らしい。
『あの人は今仕事でイッパイイッパイだから、その間自分を磨こうかと』
わたしなんかよりずっと前向きで、尊敬してしまう。
さやかとメールしていたら、わたしも自分を磨こうと決意。
ナガノに着いたらその足で、美容院へ。
担当してくれるタカハラさんは、ムックに似ていると思う。
初めて切ってもらってから、もうすぐ一年になる。
その一年の間に、初めはムックにしか見えなかったタカハラさんは随分いい男になった。
わたしが見慣れただけなのか、彼に何か変化があったのかは分からない。
相談の結果、ちょこっとパーマに。
お金ないのにね。
美容院にいる間、携帯は預けられる。
美容院にいた、約２時間。
着信を期待していたのに、何もなかった。
今日は墨入れや、友達のところへ行ったり、と忙しいようだったししょうがない。
自分を納得させる。
さやかとメールしていて、さやかも同じ気持ちだった。
淋しいね。
パーマ見せたいのにな。
会いたいな。