2004年1月1日


あけましておめでとう。
雪のないお正月は、なんだからしくない気がする。
けんじくん曰く、ナガノの方も雪は解けていく一方らしい。
暖冬。

母方の実家に、挨拶がてら泊まりに行った。
祖父母の二人暮らし。
祖母のいとこがその日、つまり元旦に、亡くなった。
散歩に出掛けたその道で、倒れていたらしい。
晴れた元旦だった。

母の姉、つまり伯母と久しぶりに電話で話した。
伯母のことは好きだ。
そして、昔からわたしは、自分がこの伯母に似ていると思ってきた。
そんな伯母から、今年成人するわたしへのメッセージ。
『こだわり持てよ』
伯母やわたしは所謂“田舎の優等生”。
伯母曰く、“田舎の優等生”は潰しが効かない、とのこと。
だってわたしたちは、ロクな努力なんてせずともそれなりに何でもこなして来れて、
だから努力や我慢を知らない。
伯母の息子、つまりわたしの従弟は勉強が出来なくて、
そのために中学時代の3年間、一日3時間ずつ勉強し続けた。
正直結果には結びつかなかったけど、重要なのは結果じゃない。
一日3時間を我慢して我慢して、捻出したっていう、こだわり。
一日3時間。三年で1000時間。
それを出来るか出来ないかで、20年後の自分が変わるんだ。
40代後半の伯母。
今が人生を整理する時期だ、と言った。
もうカウントダウンが始まってる、とも。
『“田舎の優等生”のなれの果てが、わたし』
そう言われて、何て言ったらいいのかわからなかった。
でも伯母の言ってることは理解できて、胸に刺さって、痛かった。
昔からわたしは、自分がこの伯母に似ていると思ってきた。
今のわたしには正直、こだわるものすら、ない。









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