2004年1月4日


ただいま、ナガノ。
ただいま、マイルーム。
無性に部屋の大掃除がしたい。
今は不可能だってわかってるんだけど。

今週は命がけで卒論。
がんばる。

わたしの卒論のテーマは、
『智恵子抄』に見る智恵子像
だ。
『智恵子抄』は彫刻家であり詩人であった高村光太郎が、
愛して愛しぬいた妻、智恵子について歌った詩を集めた詩集である。
どうしてそこまで智恵子を愛したのか、という単純な疑問が、わたしの研究の発端。
智恵子は結婚後、精神分裂病(現在は統合失調症と改名)を発病し、
はたから見たら狂人と呼んでもいいような状態になった。
精神は不安定を極め、
幻覚や幻聴に脅かされて、泣く、叫ぶ、怒鳴る、暴力を振るう、の有り様。
それでも光太郎は智恵子を見捨てることなく、それどころか愛し続けた。
その智恵子の魅力とはなんだったのだろうか。
また、智恵子もまた狂ってもなお、光太郎を愛し続けた。
お互いを唯一無二の存在と考え、愛し合った二人。
作品から二人の気持ちを探る。

・・・とまぁ、興味のないひとから見れば、全くもって無意味で、非生産的な研究をしているわけです。
単純に、すごいなぁ、と思う。
狂人になっても、とまでは言わないけど、
わたしがどんなに弱くなっても、負けそうになっても、愛してくれるひとと巡り逢えたら。
女冥利に尽きると思う。
羨ましいな。
でも、その詩集を、光太郎の独りよがりだ、っていう学者もいる。
愛なんて独りよがりで、自己満足なものなのかも知れない。
とにかく、光太郎と智恵子に嫉妬しつつ、智恵子の精神変調に巻き込まれつつ、卒論に打ち込んでます。
ナガノに着いて、即本屋へ。
今さらながら、光太郎と智恵子の作品集を購入。
智恵子は晩年病床で、紙絵の制作に没頭した。
狂った精神状態とは思えないほど、精密で色彩豊かなもの。
全て、光太郎に見せるためだけに。
痛い出費ですが、この出費に負けない論文を書こう。
あーがんばるっきゃない。








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