2004年1月29日


夜中、テスト勉強に精を出そうとしていたら、
高橋先輩から電話。
彼からの電話は、言いたいことを言いたいままに、かつ、その言いたいことをオブラートに包んで話すので、
少々難解である。
もう慣れたし、
わたしの生活が揉めてた頃は逆に埒のあかない話を聞いてくれたので、
彼は貴重なわたしの友人である。
わたしが『鬱が来た』などと騒いでいた頃、同じように鬱で苦労していたひとでもあるので、
理解者でもある。
『お前、豊子と陽児さんが別れたこと聞いた?』
で、始まるその電話は、見事にわたしの眠気を吹き飛ばしてくれた。
豊子さんと陽児さんは5年くらい付き合っていた二人で、
わたしとゆうちゃんが、ニイガタ←→ナガノで遠距離(中距離?)恋愛していた頃、
同じようにニイガタ←→ナガノで恋愛していた二人で、
3個違いのわたしとは高校時代を共に過ごしたこともないんだけれど、
仲間のように可愛がってくれたひとたちである。
豊子さんとは二人で遊んだこともあったし、
陽児さんにはナガノからニイガタまで帰る車に同乗させてもらったこともある。
豊子さんと最後に会ったのは、去年の夏だろうか。
妊娠して、結婚しようとしていたら流産してしまって、
・・・という話を聞かされていたように、二人はまさに結婚を前提に付き合っていたわけで、
わたしの中では、今年辺り結婚するのかも、と予想していたくらいだ。
だからびっくりした。
でも高橋先輩からの電話の本題は、二人の別れではなく、
振られたことによってかかってきた、豊子さんからの電話だった。
高橋先輩と豊子さんは、大昔付き合っていたことがある。
わたしが高校に入学する以前の話だ。
別れた後も高橋先輩は豊子さんが好きで、高橋先輩はよく豊子さんの話をわたしにしてくれて、
だからわたしは高校時代、好きでもないひとと付き合う彼が嫌いだった。
『俺さ、今の自分嫌いなんだよ』
電話で、今はもう確執もない先輩が言う。
『高校のときはさ、もっと頑張れて、まわりに対する気遣いもあって、
できればあの頃の精神状態に戻りたいくらいだ。
豊子と話をしていたら、あの子を気遣えて、労える自分がいて、
俺やっぱり、あの子のことが好きなんだって思ったよ。今でも』
過去の自分に戻りたければ、当時関わっていたひとと会うことで、少しはヒントが見つかるはず。
あぁ、そうか。
そう思ったけどわたしは、いくつの頃のわたしも今のわたしも、同じくらい嫌いで同じくらい好きだって思った。

テスト対策を終え、起きると朝だった。
見直しをして、学校へ行く準備をして。
けんじくんから電話。
『今日も休んじゃった』
ばか。
『学校終ったらそっち行くわ』
そんなこんなで、テストに向かう。
テストは予想を遥かに超えて、難しかった。
テストが終って、けんじくんと会う。
買い物に行って、お寿司を買って、部屋でたらふく食べた。
ひさしぶりにまともに、けんじくんの背中を見せてもらえた。
綺麗だった。
芸術だね。
夕方から予定があると言うけんじくんに駅まで送ってもらって、ばいばい。
友達だって言ってたけど、まいこちゃんかも知れないし、わからない。
ばいばいした後、待たせてる“友達”に電話するだろうと思って電話せずにいたら、電話しろメール。
9割仕事の愚痴。
将来のことを考えるなら、早めに辞めてしまった方がいいような会社。

『お前のカラダは俺のものだ』
残りの1割の雑談の中で。
『俺のカラダは・・・』
『わたしのものっ』
『・・・みんなのもの(笑)』
ばーか。

初めから睡魔に襲われつつ、仕事。
ストレス溜まる。
仕事中、けんじくんからメール。
『明日ちょっとなら会えるけど、どうする?』
『忙しいなら我慢するけど、わがまま言えば会いたい』
『ちょっとでよければいくらでも会うよ』
片思い中の竹中さんは、幸せだと言っていた。
『あの子のこと考えるだけで頑張れて、幸せな気分になれるんだ』
たとえ一生片思いでも。
要は考え方だ。



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