2004年2月7日


今日は彼が来る。
正直、楽しみよりも憂鬱の方が大きい。
日が悪い。
今日はわたし仕事だし。

とにもかくにも部屋の掃除が大詰めで、
頑張ってみた。
隠さなきゃいけないものが多すぎる。
けんじくんの歯ブラシ。
居候の、捨て忘れた靴。
灰皿。
コンドーム。

けんじくんはお昼に電話をくれなかった。
やる気も失せてしまい、鳴らない携帯にひとり罵声を浴びさせて。
洗い物をしていたら、電話。
それだけで、元気が出て。やる気が出て。

わたしの仕事中、彼は何をしているんだろう。
部屋をあさられたら、たまったものじゃない。
ひとりで部屋にいられるのすら、正直嫌だ。
けんじくんなら許せることが、彼には許せない。
気の許せない彼と、
気のおけないけんじくん。
あぁ、けんじに会いたい。

彼はもうすぐ着くだろう。
メール不精の電話不精なので、今どの辺かもわからない。
正直こういう状況は嫌いだ。
いつ来るかわからないのは、
生理とけんじくんだけで十分だ。