2004年2月12日


目下の悩みは、
佐野くんとの性格の不一致である。
『ビッグになりたい』
とか、なんだか夢やロマンを追ってます的なメールを寄越してくる彼。
『金のために働きたくない』
『金のため以外で働きたい』
それは理想だし、わたしだって出来るならそうしたいけど、
『そんなのってキレイゴトじゃない』
不安定で、つい批判してしまった。
そうしたら、
『要するに、金持ちとは違った意味で俺はビッグになるってこと』
なんて言われ、違う話題に摺り替えられ。
取り繕おうと、わたしも違う話題に（乗りたくもないのに）乗ったら、
『眠いから寝るー』
とな。
夢やロマンを追うのは自由だし、それは応援してあげたいことだけれど、
彼のそれには具体性のカケラもない。
そもそも、『ビッグになりたい』なんて言う男が公務員を選んでること自体、
わたしは理解に苦しむ。
甘くて子供でお気楽なひとにしか思えないのだ、正直。
昨日の夜中にりさが部屋に来たので、佐野くんの話をした。
思うに、佐野くんは今まで“間違いのない”人生を送ってきて、
挫折なんて知らないんじゃないか。
そういうひとの『ビッグになりたい』なんて、単なる寝言のような戯言にしか聞こえない。
ひとの意見を聞かないところも子供だと思う。
結局は自分の意見を押し付けてるだけ。
自分にマイナスなことを言われたら、聞かずに流して。
ちっちぇーオトコだなー、とか思ってしまう。
ゆきえにメールで、『佐野さんのどこが好きなの？』と聞かれたけど、
答えられなくて、『えっと、三高？（笑）』なんて茶化してしまった。
わたしは彼のどこが好きなんだろう。
そろそろ、爆発するかもしれない。
批難しまくるかも。
あぁいうひとは他人のランクをつけることが得意で、
きっと彼の中ではわたしは“下の人間”で（でなきゃ付き合わないと思う）、
そんな“下の人間”で年下の小娘に、自分を否定されたら、
かなりの大ダメージだろうな。
そうしてでも、大人になって欲しい。
彼に期待してるわたしは、そう思っている。