2004年2月15日


佐野くんが来た。
土曜の夕方。
正直会う前は億劫で、軽く会いたくなかった。
そんなことも言っていられないので、急いでバレンタインの用意と、ゴハンの用意。
バレンタインは、初めはけんじくんと同じくケーキにしようと思っていたんだけど、
昨日けんじくんに『また食べたい』なんて言われて、佐野くんに作る気が失せてしまった。
ゆえ、アーモンドをチョコで包んだ。
きっと夜は飲むだろうから、おつまみ仕様。
ゴハンは、とり肉のトマト煮。
食べてくれるかわからなかったけど、そのくらいの努力は見せたかった。
打算的に。

ローソンまで迎えに走る。
会っても、なんだか気まずくて、ロクに口も聞かず。
家を出る頃から、下腹部に鈍痛。
まるで生理痛。
ついに来たか?と思い、
『温泉でも行く?』
と言い出した佐野くんに、
『生理になったんで無理ですね・・・』
と。
わたしがあんまりにもツラそうなので、早々に部屋へ。
腹痛は腰痛も呼び寄せて生理痛そのものなのに、生理じゃなかった。
佐野くんの車にいるときから、仕事を終えたけんじくんから電話がかかってきていた。
一応、電話してみる。
ロクな会話もせず、けんじくんはパチンコへ。
で、佐野くんと話す。

話題は、先日のメール以来深まった溝について。
彼の言い分はこうだった。
今は公務員だからって一生安定していられる補償もないし、
財政がどんどん厳しくなってきていて、収入だって多いわけじゃない。
それに、このまま公務員をやっていて自分の能力を発揮できずに終るのも嫌だ。
つまりは、更なる安定のために、これから転職も考えてる、ってこと。
ただ、何をしたいのかなんてまだわからない。
具体性のなさを責められても、仕方ない。
あくまで、いつかは、ってこと。
そこまで言ってもらえて、やっと彼の言わんとしていることがわかった。
わたしが、他人を批判することしか脳のないバカ人間だってことも。
話せて良かったと思う。
わたしたちは考え方も価値観もまったく違って、
お互い理解出来ない部分が多すぎる。
ってことを、二人で自覚し合えた。
共通の自覚だけでやっていけるのかは疑問だけど。

『メシ食べに行くか』
の一言で、わたしの鶏のトマト煮はなかったことにした。
暖中で中華。
その後は、いかほに連れてって夜景を観て、お酒を買って部屋へ。
わたし製チョコをおつまみに。
佐野くんが足を陸上部マッサージしてくれて、睡魔に襲われた。
で、早々睡眠。
早朝一度目が覚める。
で、二度寝。
8時起き。
うとうと。

10時、けんじくんから電話。
佐野くんの前で電話に出るのは嫌だったけど、部屋を出て話すのはわざとらし過ぎるし。
『昨日の夕方すっごくお腹痛くて、生理来たかと思って』
なんて話をしておいた。
今日は雪が降ったので、寝ているらしい。
いちご狩りに行く予定だったけど、友達の体調が悪いらしく。
まいこちゃん元気かな。

『お昼なに食べる?』
『カレー』
で、山小屋にカレーを食べに。
その後は、駅前をふらふら。
カフェコムサのケーキを食べて。
佐野くんといると食べ過ぎる。
マツモトまでドライブ。
嫌いだったマニュアル車の助手席も慣れた。
お互いがお互いを理解不能だって認め合ったら、
会話が少し楽しくなった。
このままもっと好きになれたらいい。
ナガノに戻って、山とも庵でお蕎麦を食べて、お見送り。
来週も来るって。
あたい、仕事入れちゃったのにな。



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