◆  境港・水木しげるロードを歩く  ◆




 5月5日、子供の日。
 鳥取県は水木しげるさんの故郷、境港へと出かけました。
 海から風が吹く町は、そこらかしこに大好きな妖怪の影が見え隠れしています。
 朝早く着いたにもかかわらず、予想以上の大賑わい。北から南まで、子供連れの家族はもちろん、 若い女の子たちの連れ、はしゃぐ大学生グループに、ビデオ片手の老夫婦・・・、どの年齢層が多いということもなく、小さな子からご高齢の方まで、 皆さん楽しそうに妖怪たちとのふれあいを。地域、年齢、性別を問わず、こんなにもたくさんの人々に愛されている妖怪たち。 何だか嬉くなりました^^。





 今年新しい仲間が入って総勢102体になったという水木しげるロードのブロンズ像!  そんな彼らをちょっとご紹介。
 有名所な「ぬ〜り〜か〜べ〜」
 みんなが頭を撫でていくので古株妖怪はテカテカしてます^^;。
 突然急いでいる人の行く手をはばみ、落ち着いて一服すると消えるという不思議なぬりかべは、私の好きなタイプの妖怪です。 下の隙間を棒ではらうと消えるとも言われています。




 あきらかにかわいくない街灯 (笑。
 目玉のおやじ云々じゃなくて、もう単なる眼球だよねぇ・・・。
 もちろんご期待通り 残りの電球もすべて目玉です。
 なんだか境港市の並々ならぬ心意気を感じる。
 夜光っているさまを一度見てみたい一品。




 境港のニューフェイス、べとべとさん♪
 「あ、べとべとさんだ〜」「べとべとさんだって」「べとべとさん丸い」など、人々の口からこれだけ「べとべとさん」が 連呼されるのは日本中でこの場所だけ。
 夜道を歩いていると後ろから足音がもう一人ついてくる。そんな時は決して振り返らず「べとべとさん、先へお越し」と言って脇によけると、 足音だけが追い越していくのだそうです。




 サラリーマン山田(作品に必ず出てくる妖怪に驚くだけの人物)。
 関西圏のお客さんに「妖怪ちゃうやん」とツッコまれながらがんばってます。
 水木ロードには着ぐるみ(?)さんたちもうろうろしてるのですが、この日は子供の日だけあってか こいのぼりをさして、山田の顔のかぶりものをしたスーツ姿が自転車で疾走!
 車からそれを目撃した若い男の子が「うおっ、なんの妖怪でやっ!」と言いながら写メを撮りまくってました(笑。




 そしてそして、水木ロードの終着点には目的の水木しげる記念館!
 どのエリアも見所満載ですが、妖怪好きの私のオススメはやっぱり
 < 妖怪の世界 >
 「ぬりかべ」をはじめとして、「おとろし」「べとべとさん」「水虎」 などが、現れる場所もろとも再現して展示されています。のんのんばあの解説つき。白うねりなんかは荒れ果てた廃墟が忠実に再現されていていい感じでした。 ちなみにぬりかべ・・・時間差で目が動きます。油断してたのでびくっとした;。後ろの兄さんもびくっとなってた(笑。
 続いて雰囲気たっぷりの<あやしの土蔵>。あなたもそっと覗いてみませんか? レトロで暗闇が残されていたあの時代へ引き込まれていくようです。 覗くってとこがいいよね(何)。
 見ものなのは<妖怪洞窟>。上に下に40体の妖怪たちがお出迎え。子供を泣かしているのは十中八九このゾーンです。 「怖い〜」「もう帰る〜」って、あれあれ。 妖怪は怖くないんだよ。大きくなってまた見に行ってくれるといいな〜・・・。
 実際行ってみないとわからない水木しげる記念館の楽しさ! 皆さんもぜひ一度足を運んでみてくださいね。




 GW企画で先着200名にオリジナルクリアファイルがもらえました♪ 3枚とも違う絵柄だった〜。
 この鬼太郎柄(?)のと、全員集合の(悪魔くんは一番かわいい山田悪魔くんだ)と、透明ベースの三種類。すごく嬉しい〜^^。 大事にしよう。
 記念館の2階では鬼太郎の秘密大公開。目玉のおやじの好物は、さくらんぼ、らしい・・・。かわいいな、おやじ・・・。つか、口・・・。




 人気の妖怪と写真を撮るのは順番待ち、ぐらい人のにぎわう水木ロードでもひときわ人の多い場所・・・それが妖怪神社とその周辺。
 京極夏彦氏や、柴田亜美さんらの絵馬も発見。
 あたりのお店も面白いです。妖怪神社お守りに、妖怪花根付を購入〜。 七月はべとべとさんだったのだ(><)




 一目ぼれした鬼太郎手ぬぐい。
 なかなか風情あるタッチがお気に入り。これと対があって、伊達男っぽく傘をさした(傘化けだけど) ねずみ男だったんだけど、今思うとあれも買っておけば良かった〜。
 記念館で見た「べとべとさん」の絵の油とり紙もほしかったんだけど、見つからず。 人形もほしかったんだけど、誠に残念ながらすべて出てしまったとのこと。。。どこかでまためぐりあえるといいなぁ。






また来てね。





 子供のころ、「ゲゲゲの鬼太郎」が大好きでした。小学校にあがって夢中になったのは「悪魔くん」でした。 夏に友達同士でわくわく見たのは「のんのんばあとオレ」でした。それが全部同じ人の作品だと知ったのは大きくなってからでした。


 妖怪は、今とつながっている時代の、人々が残した思いの形だと思います。 それは物を大切にする心だとか、自然や人間以外のものを恐れ敬う気持ちだったり。。。
 時代の移り変わりとともに少しずつ消えていって、現代から失われつつある、忘れてはならないものや気持ちを、伝えてくれているような気がします。
 ちょっと立ち止まって、振り返って。
 目には見えないけれど確かにそこに、妖怪はいるのだと思います。






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     べとべとさんと2ショット(笑)
     また行きたい!  



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