2004年4月29日


みどりの日。

ゆきえにメールを返しそびれているのが気になっていた。
一昨日のメールを返信していない。
自分のことでいっぱいいっぱいだったから、
ゆきえもそれを分かってくれてるとも思って甘えてしまった。
彼女は、佐野くんに紹介された彼とうまく行きそうらしく、
『29日に彼と海に行くことになった』
なんてメールが入ってたのだ。
で、その29日。
目が覚めたわたしは、最低だった。
可愛げがないこと、この上なし。
昨日まで雨で、風も強くて、寒くて仕方なかったのに、
何なの? この晴れっぷりは。
まさしく海までドライヴ日和で、
わたしの部屋のロフト(ロフトで寝てるのです)の小さな窓から降り注ぐ光は、
わたしには眩しすぎて明るすぎて。
結局、真っ当にがんばってる子に地球は味方するんだ、
なんて目覚めて5秒で毒づいた。

うだうだと布団の中で読書して、お昼に布団を脱出した。
お昼ごはんを食べ終わったら、なんとけんじが電話をくれた。
『今日仕事?』
『いや、休みだよ。自分は?』
『・・・働いてる』
『今日赤い日じゃん』
『忙しいんだよ』
仕事じゃなかったら電話なんてくれないわけで、それだけで彼が仕事だったことに感謝する。
彼の身体の心配もせず。
『どうすることにした?』
『なにが?』
『土曜さ。車にする?』
『んー、考えてる』
はじめは電車で行こうと思ってた。
仕事の後で長距離運転するのは不安だったし、
ぶっちゃけ、コンタクトが合わないのか、わたしが鳥目なのか、夜になると見えにくいのだ。
増して雨だったりすると、あのカーブの多い道は不安。
けんじは土曜日、飲みに出るらしく、最近飲酒も厳しいし、
わたしが運転した方がいい、と。
わたしとしても、車の方が早く着けるし、一晩駅に車を置いておくのも不安だし、行きは車の方がいい。
でも、帰り道を想像すると憂鬱だ。
電車だったら、乗り込む勇気があれば後は勝手に連れ去られる。
でも車は、自分の意思で、けんじから離れなければいけない。
なにが嫌って、それが嫌なのだ。
『晴れてたらね』
『なんだそれ、関係ねぇだろ』
『つーか、わたしのこと足に使おうとしてんじゃん』
『あぁ? お前昔俺に迎えこさせたりしてたよな?』
『・・・あ、ハイ・・・(笑)』
なんて、フランクにこんな風に話せるのが久しぶりな気がして、
嬉しかった。
楽しかった。

明後日の今頃には、きっと会える。
うん。二日間がんばろう。



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