2004年6月28日


ミルクティーのような恋をすることにした。

することにした、ってのもおかしいか。

昨日の日曜日の仕事はとてつもなく長かった。
業務のおねぇさんがお休みだったので、その仕事を代わりにやっていたのだ。
定時を過ぎてから嵐のように仕事が舞い込んできて、死ぬかと思った。
残業も付かないのによくやるよ。

団長が
『蛍観に行こう』
と突然誘ってくれたけど、会社を出て団長に会えたのは11時ごろだった。
申し訳なかった。
その日は肌寒くて蛍には辛かったらしく、結局観れなかった。
結局前回・前々回のように団長の車の中で語らって、語らって、語らって。

『でさ、』
如何にも何か言いたげなその言葉を彼は繰り返した。
重要なことを言おうとしているのはわかった。
『この前、舞い上がりすぎたじゃん』
“舞い上がりすぎた”から?
“舞い上がりすぎた”けど?
『聞きたくない、かも』
とわたしは言ってみたけど、ここまで来たら聞かずにはいられない。
『この前酔ってたじゃん』
『うん』
『でも今シラフじゃん』
『うん』
『この前、舞い上がってただけじゃないみたい』
『え?』
『あずみのこと好き・・・ぽい』
『ぽい??』
『イヤ、好き』
『・・・良かった・・・』
なんていう書き方をしたら、すごく緊張感のある神聖な時間だったんだ、なんて思われちゃうかも知れないけど、
至って自然だった。

敢えてけんじのことは書かない。
団長との性格の相違(それは中学時代から感じていたもの)にも触れない。
だからって、無理をしているわけではなく。
わたしは自ら望んで、
ミルクティーのような恋を始めた。



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