2004年10月2日


気付けばもう10月。
日に日に寒くなってきて、
待望の、ジャケット解禁まであと少し。
寒い季節に向けて、欲しいものが盛りだくさん。
彼氏が出来て、
一緒に出掛けることが増えて、
綺麗でいなきゃって意識を常に持って、
増して、気分の違いがいつもと違ったテイストのものを欲しがる。
楽しい、だけどお金のかかる予感。

お金がない。

この前、島田くんちに居座っていたら、
夜中に居候から電話があった。
会話の内容なんて、気分の悪いものは書かないけれど。
島田くんが、居候とわたしの会話を深読みしていそうな顔をしたので、
本当の話を軽くしておいた。
本当は話したくなかったことだけど、伏せておいて余計に心配させたくなかった。

最近のわたしは、島田くんにヘビーなカミングアウトをしすぎる。

自分はずっと、人並みに、平凡に、普通に、20年の人生を生きてきているって思ってた。
人生は十人十色。
とは言え、世の中には“壮絶な”人生だと評価される人と
“(平凡な＝)幸せな”人生だと評価される人がいる。
わたしは後者だって思ってた。けど。
島田くんにカミングアウトしながら、思った。
わたしはこの子に比べてヒドイ人生送ってたのかなぁ。
って。
いろんなことがあった度に、
いい経験した。ってプラスに捉えてきた。
でも本当は、経験しなくてもよかったことばっかりだったんだよなぁ。
無駄な経験なんてないけれど、
忘れたい過去が多すぎる。

かわいいわたしの島田くんが、
そういうわたしのカミングアウトで引くんじゃないかって、心配。
できればもう、悪い告白はしたくない。
全部もう、わたしの胸の奥底へ。



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