2005年4月11日


本当にひさしぶりに、3連休が取れた。
3月のシフト休みの日なんて、結局なんだかんだで会社にいたし、
振替休日も連休にならないように取る、が鉄則の会社なので。
どうしてもこの3連休は休みたくって、
お客さんとの予定も絶対に入れずに、
且つ、イベントの準備はしっかりとぬかりなく。

で、ナガノに帰ってきた。
島田くんを連れて。
わたしのヴィッツちゃんで。

9日。
朝9時に島田くんを拾って、出発。
ひとり息子を3日も借りるので、お土産を島田家に置いて。
『そういえば、昨日の話って何?』
8日の夜、彼と電話をしていて、
『話したいネタが何個かあるんだけど、明日から3日も一緒だし、明日話すね』
なんて焦らしていたのだ。
『あー、実はねー、昨日辞表出しちゃった』
『・・・そう』
わたしが会社を辞めたがっていることを知ってる彼は、
驚きよりももはや淋しさを湛えた表情で。
『そんな淋しがらなくたって、あの会社だもん、まだまだ居させられるよ』
わたしは彼の肩を叩いて。
でも、本当は嫌だろうに、彼は結局こう言うのだ。
『ハニーがそうしたいなら、それでいいと思うよ』
車はどんどん日常のテリトリーから離れて行って、
わたしたちのテンションはどんどん上がって行った。
はしゃぎ過ぎて、Tシャツを前後ろ逆に着てた島田くんを指摘し忘れるくらいだった。
ナガノ市の入り口の町で、島田くんの短大時代の仲間と落ち合う。
そこで彼を彼の仲間に託して、
わたしは住んでいた街に近づいていく。

そして、けんけんに会った。
去年の7月以来の、9ヶ月ぶり。
笑っておくれ、姿を認めた途端、お互いに走り寄って、
抱き合ってしまったよ(パチンコ屋の駐車場で)。
久しぶりに会ったけんけんはやたらに太っていて、
なのに、あのやたらに色素の薄い茶色の瞳で一気にわたしを奪うのだった。
20分近く、わたしの車の中で近況を話し合って、
煙草を1本吸って(わたしの煙草を1箱ポケットに仕舞い込んで)、
再び別れた。

りさの家に着くと、玄関の脇で飼うエル(ラブラドールレトリバー)が小首を傾げてお出迎え。
久しぶりに会ったりさもちょっと太っていてわたしを安心させて、
駅前の喫茶店でお昼を食べつつ無駄話。
りさは『なんか久しぶりに会った気しないね』って言ったけど、
わたしは旅の高揚のお陰で、りさの悩みにいい言葉を掛けてあげられなかった。
6時に島田くんがやってきて、
りさと別れてホテルに向かった。
その日はホテル近くの居酒屋で飲んで、
珍しく酔った彼を引っ張ってホテルに帰って、寝た。

10日。
午前中は善光寺に行った。
絵馬をふたりで一つ書くことにして、
『多分わたし、島田くんと同じこと考えてるから、願い事書いていいよ』
と言ったら、見事にわたしの願いと合致していたので幸せ。
その後は山を登って登って、ココットにハンバーグを食べに行った。
もうだめ。ここのハンバーグはやみつきの美味しさ。
島田くんも喜んでくれてハッピー。
晩御飯は超ばりばりな感じで、
適当に酔っ払って、敵のいない街を手を繋いで歩いた。

11日。
駅前でお土産やさんを巡って、
記念にお蕎麦を食べ、
帰路に就く。
途中々々で、りんごジュースやらおやきやらを買っては食し、
現実世界に近づく不幸を嘆いて、
それでも車は進む。

彼と一緒にいる時間は本当に楽しくて、
わたしは何度も改めて、この子を好きになってよかったって思うのだ。
ずっと一緒にいたい、
それは本音。
だからそのために、もっと彼を大事にしなきゃいけない。
自分の人生よりも彼との時間を優先するなんて、ハマりすぎでしょうか。
ナガノに帰ったことで、
わたしはやりたいことを明確にして、
でもそれが、本能的欲求とずれていることを悟った。




top

【お買い物なら楽天市場!】 【話題の商品がなんでも揃う!】 【無料掲示板&ブログ】 【レンタルサーバー】
【AT-LINK 専用サーバ・サービス】 【ディックの30日間無利息キャッシング】 【1日5分の英会話】