2005年4月24日


自分の変化には、ふとしたときに気付かされる。
周りは容易く気付くことができる変化でも、
むしろ自分が一番気付かなかったりすることがあるけれど、
それでも不意に、気付かされる。
それも、自分にしか気付かない部分で気付かされるのだ。
わたしの場合はそれが暗証番号で、
昔は、自分にまつわる数字と、当時好きだったひとにまつわる数字を組み合わせて暗証番号にしていた。
むしろ、4桁だったらストレートに好きなひとの誕生日を暗証番号にしちゃうくらいだった。
でも今は違う。
今は本当にランダムな、その時思いついた数字を暗証番号に決めて、
その日のうちに持ってる口座・カード、全ての暗証番号をそれに統一したわけで。
実際、島田くんにまつわる数字を暗証番号にしたことすらない。
暗証番号を変更したのに意味なんてなくて、ただ何となく、変えただけ。
だから全然自分の行動を分析することもなかったんだけど、
昔の暗証番号の決め方は、
わたしが恋人に依存しすぎている
ことを示唆していたのかもしれない。
もちろん今だって恋愛体質で、恋なしじゃ生きていけないくらいで、
島田くんにも依存していると思うけど、
わたしはどこかで、ほんの薄い皮を剥がすことができたのかもしれない。

なんて、そんな風に、久しぶりに自分の内面について考えることができたのは、
会社で起こったことたちのお陰だろう。

金曜日の夕方(・・・と言ってももちろん定時はとっくに過ぎた時間)、
先輩(事務)に呼び出された。
わたしの所属している部署は女性が4人いて、
先輩と小娘Aが事務を、わたしと小娘Bが受付兼営業をやっている。
その先輩が、
『あたし、今年いっぱいで会社辞めようと思って』
とな。
女子社員の喫煙所であるロッカールームで、煙を吐いた後で先輩が切り出した。
話を端折ると、
先輩はいよいよ来年結婚するらしく、今年いっぱいで会社を辞めることにした。
小娘Bが事務になったとは言え、
先輩が事務仕事の大半を背負っている状態で、辞められるのは会社的に困る。
そこで先輩は、その引継ぎをわたしにやらせたい、と上司に言ったらしい。
先輩としても、仕事の大半を浅く覚えているわたしに教え込む方が楽であるし、
なにより、わたしが事務に移動したがっていたことを知っていた先輩としては、
それがわたしのためになるとも考えてくれたようだった。
彼女が上司にその話をしたときに、
上司はもちろん、わたしが辞表を出していることも告げた。
(わたしが辞表を出したことは、ほとんど誰にも言っていなかったのだ)
わたしがその話を断るならば、増員しなければならないし、
だから返事を急いでほしい。
彼女との話はここまで。

信用できるひとには、相談した。
島田くんに。いくちゃんに。滝沢さんに。
『○○なら、どうする?』
って聞けば十色だったけど、
『自分の好きなようにしなよ』
が3人からのアドバイス。
先に会社を辞めた滝沢さんから、
『働く気があれば、100%再就職先はあるから』
と言われたのが、励みになったかも。

先輩からの話の翌日、つまり昨日、
今度は部長からお呼び出し。
ショールームで小1時間ばかり語り合った。
内容は、前日の先輩からの話を繰り返されただけだったけど、
『今、オマエにいなくなられたら本当に困るんだ。
頑張ってみてくれないか』
なんて、珍しく懇願された。
まぁ部長に話してもどうしようもないような会社に対する不満は9割方ぶつけられたと思うし、
わたしが必死で作った提案書も、予想通りお褒めに与ったし。
あぁいう場は、正直もっと前に与えて欲しかった。

正直言って、まだ迷ってる。
わかっているのは、
わたしはどっちを選んでも泣いたり笑ったりできるってことと、
わたしがまだ、いくらでもやり直せる若者だってことだ。
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