2004年1月14日


墨の日。
今日はいつもより遅い時間に予約だったようで、けんじくんは夕方来訪。
シャワーを浴びさせ、着替えて、笑っちゃうくらい大急ぎで出発。
車の中での会話。
『実家に戻っても、会いに行くよ』
最近そんな話しかしてない気がする。
お互いがお互いに言い聞かせてる。
もうすぐお別れだって。
そんな感じ。
『俺は、絶対お前のこと忘れないよ』
『何年経っても?』
『ヒマがあったら会いに行くし、お前がナガノに来るときも会うし』
『他に女が出来てても? 結婚してても?』
『んー・・・きっと、お前以上の女には出会えないと思う。それに今は出会おうとすらしてないし』
嬉しかった。
それ以上に嬉しいことも言われた。
『俺はお前のこと、女として以上に、人間的に、人格的に、すげぇ好きなんだよ。
お前くらい気の合う女は他にいないと思うし。
だから俺は、お前とは一生繋がってたい。
お前のこと、それくらい長い目で考えてるんだぜ?』
嬉しかった。
じゃぁなんで別れなきゃいけないの?、の言葉は飲み込んだ。
こんなけんじくんに、わたしがけんじくんをまだ男として好きだなんてこと、悟られたくなかった。
『わたし、何年経っても、他に好きな人が出来ても結婚しても、一生忘れないし一生好きだと思う』
その言葉には嘘も偽りもない。
きっとこんなひとにはもう出会えない。
だから離したくないんだ。
大好きだ。
『男出来た?』
と聞かれるので、
『あんたは結局、わたしのこと誰にも取られたくないんでしょ』
なんてつい言ってしまった。
さすがにヤッパリ図星だったらしくて、
『・・・(笑) そうだよ、お前は俺の手の中に置いておきたいんだよ』
だってさ。
かわいいやつだ。
帰りの車の中で、ガソリンを入れてあげたお礼に、
『どっか行きたいとこある?』
って。
『ハンバーグ!』
って言ったら、
『それは3月の終わりに、っつったじゃん』
と言われ。『そうだった・・・』とか言いつつ3月の終りを想像したら、ものすごい淋しさに襲われた。
ハンバーグを食べに行ったら、それでバイバイなんだ。
つい、けんじくんの手を握りしめてしまった。
うちで、ジャスコから買ってきたケンタを頬張って、眠気に襲われたけんじくんは帰って行った。
今日はクラクションを鳴らしてくれた。
途中で寝ないように、電話をした。
『お前って、主婦体質だよな』
『なんでぇ?』
『ダメな、っつーか、だらしない男が好きなの?』
『・・・いやぁ、そういうわけじゃないんだけど・・・』
わたしは尽くす女なんだと思う。
自分の為には何も出来ないから、好きなひとの為にはなんでもしてあげたい。
おやすみ、けんじ。また明日ね。



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